男たるものコレクター精神というのを兼ね備えているもの。なにかをコンプリートするというのは言葉では言い表すとこが出来ない達成感を感じることが出来ますよね。多くの人々がコレクター精神に目覚めたのは『ポケモン図鑑』なのではないでしょうか?ポケモンに触れたことがない人には無縁の話ではありますが、ポケモンに熱中した人ならこの時に「何が何でも図鑑をコンプリートしてやる!」という気持ちが芽生えたはずです。そして時は経ち、世の中には数々のコンプリート要素のあるモノが溢れました。好きなアーティストのCDをすべて揃える。AV女優のテレホンカードを全て揃える。特にコンプリート要素が強いのがアイドルの生写真ではないでしょうか?某大所帯アイドルの生写真は100円程度で取引されているものから、10万円程度で取引をされているものまでピンキリです。握手会などの現場では「トレーディングブース」なるものが設置され、ファンの間では生写真を交換する場も設けられています。
しかし、このようなジャンルは正直おままごとレベルです。このようなレベルとは一線を画したモノを集めていた男性が中国にいました。果たして男性が集めているモノとは…?
中国の海南省三亜市在住の56歳の男性・陳清祖さんが集めていたのはなんとブラジャー。もちろん女性用のです。彼の自宅の一室には所狭しにブラジャーが架けられており、それは天井にまで伸びているとのこと。陳さんにとってブラジャーとは「下着ではなく芸術品」だと明かしており、ブラジャーに対する情熱やリスペクトが伝わってきます。
そして驚きなのが、これらのブラジャーは陳さん自身が購入したものではなく、中国全土の女子大生たちから譲り受けたものだという。使わなくなったブラジャーを譲るのは100歩譲って分かることとして、普段使いをしているブラジャーをも譲り受けるというから驚きです。
陳さんは決してイヤらしい気持ちでブラジャーを集めている訳ではないみたいです。では何故ブラジャーを集めているのか?それは、自分のブラジャーコレクションを見ておっぱいの健康を保って欲しいというのが狙いでした。陳さんは数十年前に医者を育成する学校に通っていたことがあり、多くの乳がん患者が苦しむ姿を見てこれ以上乳がんを広めてはいけないという思いでブラジャーのコレクションを始めたようです。
そんな陳さんの夢は、ブラジャー博物館を作ることらしいです。またブラジャーコレクションの他にも、禁煙や交通ルールの徹底を呼びかける活動をしています。このような活動には奥さまも応援し、近所では「社会貢献の達人」の異名があるみたいです。
下着泥棒ではなく、このような人格者にはどんどんブラジャーをあげて欲しいものです。